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株式会社ローソンと大阪成蹊大学の学生が大阪産(もん)コラボ商品を開発!

株式会社ローソンと大阪成蹊大学の学生が、地域食材「大阪産(もん)」の野菜「大阪こまつな」を使用した商品を共同開発した。
1018日から約3週間の予定で、近畿24県のローソン店舗で販売されている。

ぷちっとコーン! 大阪産小松菜とごま鮭おにぎり   大阪産こまつなパンケーキ〜はちみつクリームサンド〜

「ぷちっとコーン! 大阪産小松菜とごま鮭おにぎり」(税込み価格 149円)       「大阪産こまつなパンケーキ〜はちみつクリームサンド〜」(税込み価格225円)

開発に携わったのは、経営学部食ビジネスコース3年生の兵後海侑さんと金山ぼたんさん。
ふたりが所属するゼミでは、大阪産(もん)の普及に向けて大阪府や民間企業と商品の共同開発に取り組んできた。
ゼミを指導する髙畑能久教授が、「野菜スイーツを作って多くの人に食べてもらいたい」という金山さんの夢を知り、大阪府に相談。
大阪府は、包括連携協定を締結しているローソンに産官学連携での商品開発を打診した。
ローソンは、「近畿を元気に」を合言葉に、大阪産(もん)の活用に積極的に取り組んでおり、兵後さんや金山さんのプレゼンテーションに共感。
企画が動き始めた。

同社の商品部のエースが、マンツーマンでふたりの企画を後押しした。ローソンのこだわりは、学生の主体性を尊重しながらも、実際に売れている商品やその価格帯のデータを示し、買手を意識することを促す点であった。また、製造工場の見学や取引先、他部署との連携にも積極的に関わらせ、約半年の商品開発を通して兵後さんと金山さんが成長を実感してもらえるよう意識した。兵後さんと金山さんも、ターゲットとなる購買層と価格帯を決めるためのアンケート調査を大学内で実施したり、夜遅くまで企画のブラッシュアップに取り組むこともあった。
その熱意にはローソンも「とても優秀。将来コンビニへの就職を目指すならぜひローソンに」と舌を巻く。

こうして完成したのが、「ぷちっとコーン! 大阪産小松菜とごま鮭おにぎり」「大阪産こまつなパンケーキ〜はちみつクリームサンド〜」だ。
「ぷちっとコーン! 大阪産小松菜とごま鮭おにぎり」は、大阪こまつなとコーンや鮭を混ぜ込んだ彩り鮮やかなおにぎりで、野菜の食感と隠し味の生姜がポイント。
「大阪産こまつなパンケーキ〜はちみつクリームサンド〜」は、大阪こまつなを使用し、ふんわりと焼き上げたパンケーキである。また、ムースにも大阪こまつなを、ホイップクリームには大阪産はちみつを使用しており、まさに大阪を詰め込んだ野菜デザート。
商品のパッケージもふたりがそれぞれデザインした。

大阪成蹊大学近くのローソン店舗で行われた販売会では兵後さんと金山さんも店頭に立ち、来店者に商品をPR。「商品の開発を進めていくうえで、実際に開発する商品の選定から最後の仕上げまでたくさんの打ち合わせを通してサポートしてくださった。このような機会を与えてくださったローソンさんには感謝の気持ちでいっぱい。自分たちは将来、食品メーカーや食品販売業で働きたいと考えており、この経験を大きく活かしていきたい。」と笑顔を見せた。

販売会

 10月19日に阪急相川駅西口店で行われた販売会にて。

学生の夢が大企業を動かした今回の企画。大阪成蹊大学、ローソン、それぞれが地域を元気にしたいとの思いで、大阪府と長年、取組みを続けていたことが両者を結びつけた。地域貢献を行う企業や大学が自治体を通じてつながることで公民連携の取組みは一層幅が広がっていく。複数主体による取組みの深化に期待したい。