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”お客様を思う自由な発想で住宅設計を考える” 大和ハウス工業株式会社が大阪府立布施工科高等学校で課題研究授業を実施! 大阪府

(写真)課題研究授業の様子

2021年10月7日(木曜日)、大阪府と包括連携協定を締結している大和ハウス工業株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:芳井 敬一 氏、以下「大和ハウス工業」)が、建築に関する学習への支援として、大阪府立布施工科高等学校(所在地:大阪府東大阪市)で高校3年生の課題研究授業を実施。大和ハウス工業は「人・街・暮らしの価値共創グループ」として、お客様と共に新たな価値を創り、活かし、高め、人が心豊かに生きる社会の実現をめざす企業である。

この課題研究は、大和ハウス工業本店の地域共生活動として、立候補した社員が授業計画から講義内容までかかわる「産学連携」の取組み。1年間継続的に実施を予定し、5月に「考えるための土台作り」を授業テーマとして、自宅の図面を書くことを通して、寸法感覚を持ってもらうことからスタートしている。
この日、4時間目には、「建築探訪課題」を生徒が発表し、社員がフィードバックを行った。また、事前に提出していた自宅の図面作成についてもアドバイスを行う時間も。5・6時間目には社員が建築プラン作成の実演を行い、実際に設計書を作成する際に心掛けていることや細かなテクニックなどを伝え、食いつくように授業を受ける生徒の姿も見られた。

 

(写真)授業をする大和ハウス工業社員

本日講師を務めた社員からは、生徒が作成した自宅の図面について、「皆さんに共通して言えることとして、寸法線が短くなっている部分が多いため、図面を書く際は丁寧に書くことも大事ですが、勢いをもって線を描くことで見やすい図面かつ安心感を与える図面に仕上げることができます。また、コピーをしたときにどのように見えるかということも大事なので、必ず意識してほしいし、数字を書く際は必ずカンマを入れるようにしてください。」と基本的なところから丁寧に説明するシーンも。

 

 

 

生徒からは、
「小学校の頃から、建築関係の仕事がしたいと思っていたので、実際に建築の仕事をしている人の話を聞けて、勉強になった。」
「普段の授業と違って、自主的に考えることも多いし、初めて学ぶことも多く興味深く思う。」
「お客様に寄り添って仕事をする大切さを学べた。」
「何でも知っているのがすごい。自分も社会人になったら、同じようになりたい。」という声があがった。

 

布施工科高校の担当教員は、「今年度、大和ハウス工業との連携授業を通して、職業観に変化が見られ、人生が変わった生徒もいる。教師として、このように生徒の人生に転機を与えることができて、本当に喜ばしいことだと感じています。また、自分自身も民間企業の方と話す機会を持てることが、すごく刺激になっています。」と笑顔で話した。

 

この課題研究授業は、家族や身近な人々との生活や環境に気づき、必要とされる住宅設計を考え創造する人財のスタートラインとなることをめざす取組みである。今後も社員からの講義や自由設計にチャレンジする授業に加え、来年1月には生徒たちによる校内での最終発表も行う予定。

 

 

■各種リンク

大和ハウス工業株式会社

大阪府立布施工科高等学校