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公民連携による熱中症対策の取組み!大塚製薬株式会社が「令和3年度おおさか気候変動対策賞」の優秀賞を受賞! 大阪府

(写真)受賞者の皆様と大阪府広報担当副知事 もずやん

 

大阪府と包括連携協定を締結している大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、以下:大塚製薬)は、猛暑対策として公民連携による熱中症予防の普及啓発を実施しており、その取組みが評価され、令和3年度おおさか気候変動対策賞の優秀賞を受賞した。

大阪府では、平成19年度より実施している「おおさかストップ温暖化賞」をリニューアルし、令和3年度から「おおさか気候変動対策賞」として表彰を行っている。「おおさか気候変動対策賞」は、気候変動対策又はヒートアイランド現象の緩和対策に関し、他の模範となる特に優れた取組みを行った事業者等を対象に、その功績をたたえるものである。

※今年度からは、温室効果ガスの排出量の削減等に関する取組みを対象とする「緩和分野」、気候変動の影響による被害を回避又は低減する取組みを対象とする「適応分野」の2分野を設け、各分野において選考を行った上で授与している。

 

取組み対象分野

適応分野

【活動の名称】

ポカリスエットアイススラリーの開発・販売と熱中症対策の普及啓発


【主な取組み内容】

長年にわたって全国で熱中症対策の啓発活動を継続している。暑熱環境を避けられない場合の対策として、ポカリスエット アイススラリーを用い、運動や作業の前にカラダをあらかじめ冷却するプレクーリングを提案。新たな熱中症対策を普及啓発している。

①ポカリスエットアイススラリー
これまでの熱中症研究で蓄積したノウハウをもとに、深部体温に着目して開発された「ポカリスエットアイススラリー」を商品化した。
アイススラリーは、細かい氷の粒子が液体に分散した流動性のある氷で、通常の氷に比べ結晶が小さく冷却効果が高いといわれている。ポカリスエット アイススラリーは、活動前に摂取することで、効率よく “身体を芯から冷やす”とともに水分と電解質(イオン)を補給することができ、独自の組成により、常温保存が可能なだけでなく融解後再び冷凍してもスラリー状態になることを実現。暑熱環境下で活動する方へ “飲める氷”の熱中症対策飲料という新たな選択肢を提案している。

②自治体と連携した普及啓発活動
広く生活者の方へ情報を発信していくために、大阪府をはじめ、全国の自治体と連携・協働し啓発活動を行っている。
活動の一環として、自治体と熱中症対策を啓発する独自のポスターを作成し、学校や行政機関、スポーツ施設、スーパー・ドラッグストアの店頭に掲示。生活者が普段目にする身近なところから注意喚起を行っている。また、自治体と協働で、熱中症の情報を届ける体制づくりの構築を進めている。例えば、熱中症対策アドバイザーの資格取得機会を学校保健師や部活の指導者などへ提供。資格取得教諭と保健委員の生徒たち自らが学内で熱中症対策の情報啓発を行える活動につながった。


受賞理由

猛暑対策として、ポカリスエットアイススラリーという自社製品を活用し、公民連携による熱中症予防の普及啓発を実施しており、教育現場や作業現場における暑熱による影響の軽減に大いに貢献しているものと評価できる。
また、公民連携自治体数も非常に多く、継続性・波及性など総合的な観点からも、優良な取組みであると判断した。

 

(写真:授賞式の様子)

 

大塚製薬の担当者は、「このたび、ポカリスエットアイススラリーを活用した新しい熱中症対策の提案と、自治体と連携した普及啓発を評価いただき、大変光栄です。今後もより一層、公民連携による熱中症対策の普及啓発を推進して参ります。」と今回の取組みを振り返った。

 

また、大阪府の担当者は、「大塚製薬様には、今年度大阪府主催の暑さ対策セミナーでご講演頂きましたが、多くの受講者からポカリスエットやアイススラリーについて質問があり、受講者の関心の高さが伺えました。今後、温暖化による気候変動と少子高齢化が進む中で、ますます熱中症対策における普及啓発の必要性は高まってきます。大塚製薬様と、継続して熱中症対策の普及啓発おける公民連携の取組みを進めていきます。」と今後の取組みにも期待を寄せた。

 

               

 

■各種リンク

大阪府(ホームページ)

大塚製薬株式会社(ホームページ)